澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注

图片

グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



ホーム >  研究?取り組み >  地域連携センター >  災害復興支援ボランティア >  「震災学習スタディツアー2022」を開催

「震災学習スタディツアー2022」を開催


澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注では、東日本大震災の発生した2011年から、毎年夏休みに宮城県での復興支援ボランティア活動を行ってきました。
2020年度まで、通称「宮ボラ」として、のべ300名以上の学生が現地での学びを深めてきました。大震災から満10年を期に、「震災学習スタディツアー」と名称を改め、「語り継ぐ」ことをテーマに取り組むことになりましたが、2021年度は感染症の問題で中止となっています。

通算11回目となる2022年度の「震災学習スタディツアー」は、『支縁~他人ごとを「自分ごと」に』をテーマに、9月11日~13日の2泊3日で開催、学生22名が参加しました。1年半ぶりの開催となりましたが、東日本大震災から11年6ヶ月の月命日を、訪れた宮城で迎えました。

この大災害があったこと、その災害により多くの方々が日常を奪われたこと、そして些かでも復興の後押しをしながら「語り継ぐ」ことを、2泊3日の機会に学び確認し合うことを目標にしてきました。
年1回、しかもわずか3日間の活動に過ぎませんが、参加してきた学生たちは多くを学んできました。
このページでは、今年度の活動を記録し、紹介してまいります。

活動報告書はこちら

1日目 福島県双葉町、宮城県名取市閖上

初日の9月11日は、まず「東日本大震災?原子力災害伝承館」(福島県双葉町)に立ち寄り、福島県内での震災の状況を学びました。双葉町は1週間前に町役場が町内で再開されたばかり。伝承施設や双葉駅周辺が、ごく最近避難指示解除となった場所です。伝承館に隣接する土地は、除染残土が福島県内から集められた「中間貯蔵施設」が拡がっています。
その後、震災以来本学が毎年訪れている、宮城県名取市に移動し、閖上地区の日和山で、長沼俊幸さん(現:閖上中央自治会長)を訪ねました。震災当日のこと、長く苦労をされた仮設住宅での生活のこと、また自宅再建での債務の課題なども、じっくりとお話しを伺うことができました。大変だった。でも「生きていたら、なんとかなる」という力強い言葉に、学生たちは大きくうなずきながら聞き入っていました。

伝承館で多くの資料を目の当たりにする

長沼俊幸さんと日和山で語り合う

2日目 石巻市南浜?門脇地区での現地踏査

2日目は、澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注としては初めて、石巻市の南浜?門脇地区で一日研修を行いました。
祈念公園整備前のこの地を、バスの車窓から見学したことはありましたが、東日本大震災からちょうど満10年の「3.11」。第1回宮城ボランティアから訪問してい午前中は、この地での津波火災により小さな命が失われた「日和幼稚園」の園児たちにおきた出来事を、2時間かけて歩きながら学びました。語り部をしてくださったのは、武内宏之さん(元:石巻日日新聞報道部長)。ご遺族への丁寧な取材に裏打ちされた一言ひとことが、参加学生に溶け込んできました。
午後は、福田貴文さん(公益社団法人3.11みらいサポート)の案内で、タブレットを片手に、AR技術で震災前と震災後を比較しながらの、街歩き。多くの人々の生活があった街の大半は、いまは祈念公園になっていました。また「MEET門脇」でも、貴重な資料や展示などから、丁寧な学びを得ることができました。

熱心にメモをとる手も、震える

タブレットを用いた現地踏査の様子

3日目 閖上での自由踏査

3日目は、まず閖上小中学校隣地にある「閖上中学校慰霊碑」で祈りを捧げた後、「きれいになった」閖上の街での自由踏査を実施しました。
震災後に区画整理がなされ、「きれいになった」閖上の街。しかしここで始まった新しい生活の裏には、破壊されたコミュニティを作りなおすという、気の遠くなるような取組があることを、改めて感じ取ることとなりました。
ここでは、「閖上の記憶」を訪問した者、町内会の集会場で、思いがけず住民さんとの交流ができた者、1日目に訪れた日和山やメモリアル公園を、改めてじっくりとみてきた者、また多くの生活を飲み込んだ海を見に行った者、とそれぞれが思いおもいの目線で、閖上の街を歩きました。
帰路のバス車内では、恒例の感想発表大会。感想だけでなく、一人ひとりの深い思いやこれからの自分に向けた決意表明が沢山含まれ、本学のこの取組が今年も実現できたことの意義深さを、再確認しました。

閖上中学校慰霊碑で祈りを捧げる

思いがけず実現した、住民さんとの交流

澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注の「震災学習スタディツアー」は、様々な人たちとの「支」で成り立っています。参加できたこと、出会えたこと、見聞を広げられたことに感謝し、「語り継ぐ」実践を続けていきたいですね。
今年度の事業でも、実に多くの皆様のお力添えで、学びを深めることができました。深く御礼申し上げます。

(地域連携センター)

過去の「宮城ボランティア」の記録