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歴史シリーズ講演会「千葉氏研究最前線 ~ここまでわかった千葉氏の実像~」を実施


9月28日(土)に歴史シリーズ講演会「千葉氏研究最前線~ここまでわかった千葉氏の実像~」を開催しました。この講演会は、千葉敬愛学園創立100周年記念事業の一環として企画されたもので、平安時代から戦国時代にかけて千葉県北部(下総国)を中心に栄えた千葉氏の歴史や発展の軌跡を紐解くものです。
当初、定員は350名を予定していましたが、約600名の応募をいただき、抽選となりました。当日は400名を超える方々にご来場を頂いたため、会場に入りきれない参加者のためにサテライト会場を設置し、ライブ配信を行いました。千葉氏の歴史に対する関心の高さが伺えます。

千葉氏と千葉市の歴史的背景

千葉氏は、桓武平氏を祖とし、平安時代の末期から戦国時代まで現在の千葉県北部を支配した名門武家です。千葉常重が現在の千葉市中央区亥鼻に本拠を構えて以降、千葉氏はこの地域の発展に深く関与し、特に鎌倉時代には源頼朝を支援するなど、鎌倉幕府の設立にも重要な役割を果たしました。こうした歴史的背景から、千葉氏はこの地域にとって非常に重要な存在であり、その歴史を深く知ることは、地域理解を深める上でも欠かせません。

中山幸夫学長による開会挨拶

進行役を務めた滝川恒昭教授

基調講演「鎌倉幕府の展開と千葉氏」

野口 実氏による基調講演(京都女子大学名誉教授)

基調講演は、京都女子大学の野口実名誉教授による「鎌倉幕府の展開と千葉氏―常胤から頼胤まで―」です。野口教授は、鎌倉時代における千葉氏の発展とその役割について、一般には知られていない様々なエピソードを交えて紹介しました。特に、千葉常胤が源頼朝を助けて鎌倉幕府の成立に貢献したことについて詳しく触れ、千葉氏がどのようにして勢力を拡大して、鎌倉時代の武家社会での地位を確立していったのかを、具体的な史料と共に説明しました。さらに、千葉氏がこの地域でどのような政治的?経済的な活動を展開していたか、また今後の千葉氏研究における課題についても提言がなされ、深い知識を得る機会となりました。

サテライト会場でのライブビューイング

「南北朝?室町期の下総千葉氏―その危機と発展をめぐって―」

続いて、千葉県教育委員会の石橋一展氏による講演が行われました。南北朝時代から室町時代にかけての千葉氏の歴史に焦点を当て、内紛や反乱、訴訟などの多くの危機を乗り越えながらも、どのようにしてその地位を維持し、さらには発展していったのかを解説しました。特に南北朝の混乱期については、最新の研究成果を交えながら紹介されていました。参加者は千葉氏の歴史のダイナミックな変遷を理解することができたのではないでしょうか。

石橋 一展氏(千葉県教育委員会)

南北朝室町期の千葉氏についての説明

「今よみがえる戦国千葉氏の本拠本佐倉城」

最後は、酒々井町教育委員会の広瀬千絵氏による講演でした。戦国時代に千葉氏の本拠地であった本佐倉城の遺跡について、最新の発掘調査の成果を報告しました。本佐倉城は、千葉氏が戦国時代に約100年間本拠地としていた城であり、近年の発掘調査によって、その構造や生活の痕跡が次々と明らかになっているそうです。広瀬氏はこれまでの調査結果をもとに、城の構造や登城路、郭(くるわ)の性質について詳しく解説し、戦国時代の千葉氏の生活や防衛戦略についても新たな知見を提供しました。特に、当時の千葉氏がどのように地域社会と関わりを持っていたのか、その生活の様子がより具体的に見えてきたことが強く印象に残る講演でした。

広瀬 千絵氏(酒々井町教育委員会)

本佐倉城の発掘調査で判明したことに関する説明

 

成松恭平副学長による御礼の言葉

今回の講演会は、千葉氏の歴史に対する理解を深めるとともに、最新の研究成果を広く公開する場として、大変意義深いものでした。参加者は、鎌倉時代から戦国時代に至るまでの千葉氏の歴史的な役割とその発展の軌跡について、理解を深めることができたのではないでしょうか。

また、活発な質疑応答がなされたことで、千葉氏の歴史的な背景や文化的な影響を学ぶだけでなく、研究のあり方を知る貴重な機会となりました。今後の歴史研究にも新たな視点を提供する場となったと言えます。本学の関係者や学生にとっても、地域の歴史を再認識する良い機会となりました。
澳门皇冠体育_皇冠体育app-在线*投注では、これからも地域に根ざした学術活動を積極的に展開し、地元の歴史や文化の発展に寄与することを目指してまいります。