仮想イベントルーム上で「株式市場」について学び、オンライン株式学習ゲームに挑戦
ゲームの前の事前学習 ESG投資について学ぶ
(株)東京証券取引所
金融リテラシーサポート部 杉山佳子氏
国際学部の庄司ゼミ(3年生)では、東京証券取引所のオンライン「株式学習ゲーム」を利用して株式市場について学んでいます。ゲームを始める前に事前知識として東京証券取引所の杉山氏をweb上にお招きし、「ESG投資と証券市場」について学びました。ESG投資とは、投資先の企業を評価する際に、財務情報だけでなくE:environment(環境)?S:society(社会)?G:governance(ガバナンス)に関する企業の取り組みも評価しようという取り組みです。庄司ゼミではSDGsに興味を持つ学生が多く、ESG投資にも関心が高い学生が多いようです。
講演の後は、グループに分かれ国内企業がどんなESG課題に取り組んでいるか調査しました。株式学習ゲームでもESG投資の視点から、その企業に投資すべきか否かを熟慮する必要があります。
講演の後は、グループに分かれ国内企業がどんなESG課題に取り組んでいるか調査しました。株式学習ゲームでもESG投資の視点から、その企業に投資すべきか否かを熟慮する必要があります。
授業の様子を公開!
仮想のお金で資産運用ゲーム ESGの観点で企業を評価し投資先を探す
7月14日(水)、いよいよ「株式学習ゲーム」をスタートしました。学生は3グループに分かれて実際の株価を参照し、話し合いながら投資先を決定します。資産を増やすゲームですが、庄司教授の狙いは別にあります。「株取引を覚えるのが主眼ではなく、投資を通じて資本主義を実感することが目的です。国際社会の将来にとって今の形のままの資本主義で良いのかどうか、SDGsやESGに基づいて社会を活性化することができないか。社会を前向きに変革することはできないか。よくよく考えてほしい」と庄司教授。
今後、庄司ゼミではゼミの時間の10分間を利用して、運用状況を確認し合います。国際会議などでの政治家の発言がどのように株価へ影響するか学び、普段から国際情勢に興味関心をもつことを期待しているそうです。
今後、庄司ゼミではゼミの時間の10分間を利用して、運用状況を確認し合います。国際会議などでの政治家の発言がどのように株価へ影響するか学び、普段から国際情勢に興味関心をもつことを期待しているそうです。
仮想イベントルームoViceを利用した新しい授業の形式
今回、オンライン授業で使用した仮想イベントルームoViceは、仮想の平面上で自分のアバターを操作し、その位置関係で相手の声を聞き取ることができる会議システムです。オンライン上でのグループワークの際に、教員がグループに近づくと、会話の内容を聞き取ることができます。Zoomとは違い、聞き取る範囲を広げることで、複数のグループワークを指導できるので、的確なタイミングでアドバイスができます。
また、学生も教員のアバターに近づいて質問したり、他のグループと交渉したり主体的に活動することができます。実際に教室で行っているようなグループワークをオンライン上でも行えるのが魅力なシステムです。
また、学生も教員のアバターに近づいて質問したり、他のグループと交渉したり主体的に活動することができます。実際に教室で行っているようなグループワークをオンライン上でも行えるのが魅力なシステムです。
報告:IR?広報室