温暖化交渉を巡る国際情勢の最新情報をNHK記者から学ぶ
2019年1月15日、1年基礎演習(三幣真理?庄司真理子)合同ゼミでは、昨年12月にポーランドで開催された地球温暖化への対策を話し合う国際会議である、国連気候変動枠組み条約?締約国会合(COP24)の現場を取材されたNHK国際部の田村銀河記者から、最新情報を学びました。
地球温暖化は、ただ暑くなるだけではなく酷暑による自然災害(大火事や豪雨など)、農作物や酪農に対する影響がアフリカの一部の国などで貧困や紛争の原因にもなっています。2015年に採択された「パリ協定」では、すべての国に削減の義務が課されることになり、「COP24」ではどのようなルールのもとに削減を行うかという、パリ協定の具体的な中身を決める大事な会議であったことを学びました。
地球温暖化は、ただ暑くなるだけではなく酷暑による自然災害(大火事や豪雨など)、農作物や酪農に対する影響がアフリカの一部の国などで貧困や紛争の原因にもなっています。2015年に採択された「パリ協定」では、すべての国に削減の義務が課されることになり、「COP24」ではどのようなルールのもとに削減を行うかという、パリ協定の具体的な中身を決める大事な会議であったことを学びました。
NHK国際部 田村銀河記者
しかし実際に会議が始まると各国ごとの考え方が大きく違っており、こうした国家同士の対立などについて、現場での実感をもとに話していただきました。そうした中でも事態を動かしたのは開催国であるポーランドのミハウ?クリティカ(Michal Kurtyka)議長でした。
同議長は各国と粘り強く個別で話し合いを行い、賛成を上手く取り付けながら、先進国側にも途上国側にも配慮したバランスの良いルールの案を提示して交渉をまとめ上げていたようです。普段はあまり馴染みのない、国際会議の舞台の裏側を知ることができました。
同議長は各国と粘り強く個別で話し合いを行い、賛成を上手く取り付けながら、先進国側にも途上国側にも配慮したバランスの良いルールの案を提示して交渉をまとめ上げていたようです。普段はあまり馴染みのない、国際会議の舞台の裏側を知ることができました。
日本は石炭を使う火力発電への依存が比較的大きく、他国に発電所を輸出していることなどからも一部批判を受けているということでした。授業の後半では学生たちが小グループに分かれ、
①日本はどのように世界の温暖化対策に貢献できるか
②私たちが身近にできる温暖化対策は何か
について議論しました。「日本の優れた技術を再生可能エネルギーに活かすべき」「買い物袋を使ったり公共交通機関を利用したりする」などのアイデアが出ました。田村記者からは「環境のための活動をしている企業なども多くあり、温暖化対策は誰でも関わることのできる問題です」というメッセージをもらい、地球温暖化を身近に考える機会となりました。
①日本はどのように世界の温暖化対策に貢献できるか
②私たちが身近にできる温暖化対策は何か
について議論しました。「日本の優れた技術を再生可能エネルギーに活かすべき」「買い物袋を使ったり公共交通機関を利用したりする」などのアイデアが出ました。田村記者からは「環境のための活動をしている企業なども多くあり、温暖化対策は誰でも関わることのできる問題です」というメッセージをもらい、地球温暖化を身近に考える機会となりました。